この記事の結論
- インナーテラスは、一階寝室と場所が重なることが多く、実用では寝室、欲しいのは外スペース、になりやすい
- 「外だから安い」は誤解。屋根・タイル・天井・照明を入れると、室内に近い費用になりやすい
- なくても困らない。自転車置き場・水遊び・BBQなど、普段使いの屋根付きスペースとしては魅力がある
家づくりを進める中で、最近急に気になり始めた場所があります。
それが「屋根のある外スペース」です。
建物の中に入り込むように配置され、屋根はあるけれど屋外。こうした空間は「インナーテラス」と呼ばれることもあります。
我が家では、もともとこの場所に一階寝室を作る予定でした。
将来、階段を上がるのが大変になったときにも使えるし、来客用の部屋にもできる。子どもが小さいうちはキッズスペースとしても使えます。
どう考えても、一階寝室の方が実用的です。
それでも今、インナーテラスにかなり気持ちが傾いています。
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実は、一度「外スペースはいらない」と思っていました
こうした外スペースには、家づくりを始めた頃から少し憧れがありました。
きっかけは、住宅展示場などで見た「リビングと外が大きな窓でつながる家」です。
窓を大きく開ければ、リビングとテラスが一体になる。
「これ、めちゃくちゃいいじゃん。」
最初はかなり憧れました。
でも、冷静になって考えてみたんです。
うち、本当にこんなに窓開ける?
虫が家の中に入ってくるのが嫌なので、たぶん開けません(笑)
大きな窓を開放して、リビングと外を一体にして過ごす暮らしは確かに素敵です。
でも、自分たちが実際にその暮らしをするかと考えると、少し違う気がしました。
だったら、外スペース自体なくてもいいんじゃない?
そう考えて、一度は候補からほぼ消えていました。
きっかけは「自転車をどこに置く?」
ところが間取りや外構を考えている中で、新たに出てきたのが自転車置き場の問題です。
雨ざらしにはしたくない。でも、自転車を置くためだけにサイクルポートを作るのも少しもったいない。
そこで再び浮上したのが、一度はいらないと思った「屋根のある外スペース」でした。
ここに自転車を置けばいいんじゃない?
そう考えると、ほかにも使い道がどんどん出てきました。
- 自転車置き場
- 子どものプール
- バーベキュー
- 汚れた靴や外遊び道具を洗う場所
- 雨の日のちょっとした外遊び
「あれ?これ、リビングを大開放しなくても普通に便利なんじゃない?」
我が家の場合は、リビングと外を一体にして過ごすためではなく、「屋根があるからこそ、外でやりたいことを気軽にできる場所」として考えた方が合っているのかもしれません。
タイルに木目天井、ダウンライトも付けたい
実用性を考えていたはずなのに、一度欲しくなると今度は見た目にもこだわりたくなります。
床はタイル張り。
天井は木目。
そこにダウンライトを付ける。
夜になってダウンライトを点けたインナーテラスがリビングから見えたら……
絶対オシャレじゃん。
最初は「自転車を雨に濡らさず置きたい」という話だったはずなのに、気付けば我が家のお気に入りスペース候補になっています(笑)
インナーテラスは「第二のリビング」じゃなくてもいい
インナーテラスやアウトドアリビングというと、窓を開放してリビングと外をつなげたり、テーブルやソファを置いてくつろいだりするイメージがあります。
もちろん、そうした使い方も魅力的です。
ただ、すべての家庭が同じ使い方をする必要はありません。
我が家は虫が気になるので、窓を大きく開けて生活することはおそらくほとんどありません。
毎日テラスに出て、優雅にコーヒーを飲む生活をする自信もありません(笑)
それでも、自転車置き場として普段から使えて、プールやバーベキュー、靴洗いにも使える。
「憧れの外スペース」ではなく、「普段使いできる屋根付きスペース」。
そう考えると、自分たちには意外と合っている気がしています。
問題は、一階寝室と引き換えになること
ただし、我が家の場合は大きな問題があります。
このインナーテラスを作る場所には、もともと一階寝室を作る予定でした。
一階寝室があれば、将来的に一階中心で生活しやすくなります。
来客が泊まる部屋にもなりますし、子どもが小さいうちはキッズスペースとしても使えます。
つまり、
必要性で考えれば、一階寝室。
欲しいのは、インナーテラス。
完全にこれです(笑)
将来の使いやすさを優先するのか、今の暮らしを楽しめる場所を作るのか。
間取りを考える中でも、かなり悩んでいるポイントです。
外だから安いとは限らない
もう一つ考えておきたいのが費用です。
「部屋ではなく外だから、その分安くなるのでは?」と思っていましたが、屋根をかけて建物の一部としてスペースを作れば、それなりに費用はかかります。
さらに、床をタイルにしたり、木目の天井にしたり、照明を付けたりすれば、その分コストも増えていきます。
せっかく作るならオシャレにしたい。
でも、オシャレにするほど高くなる。
……
自分でどんどん高くしています(笑)
さらに広さも悩みどころです。
4畳で十分なのか。それとも自転車を置いたり、プールやバーベキューまで考えるなら6畳くらいあった方がいいのか。
インナーテラスを作るなら、用途を先に決めて必要な広さを考えることも大切になりそうです。
なくても困らない。でも、あったら暮らしが楽しくなりそう
冷静に考えれば、インナーテラスがなくても生活はできます。
外なので虫もいますし、真夏や真冬にいつでも快適に使える場所でもありません。
一階寝室の方が将来を考えれば安心ですし、「部屋」として使える分、用途もはっきりしています。
それでも今は、インナーテラスにかなり惹かれています。
タイル張りの床に木目の天井。
自転車を置いたり、休日には子どもがプールで遊んだり、ときにはバーベキューをしたりする。
家づくりでは、必要なものを揃えることはもちろん大切です。
でも、それだけではなく、「我が家はここが好き」と思える場所を一つ作ることも、家づくりの楽しさなのかもしれません。
将来の安心を取るか、今の暮らしの楽しさを取るか。
我が家ではまだ答えが出ていません。
……今日も図面から一階寝室を消したり、戻したりしています(笑)
よくある質問
- インナーテラスの費用はどのくらいかかりますか?
- 外だから安くなる、とは限りません。屋根をかけて建物の一部にすると、それなりに費用がかかります。タイル・木目天井・照明を足すほど、室内に近づきます。この記事では金額の目安は出していません。
- 虫は入ってきませんか?
- 外なので虫はいます。大きな窓を開けてリビングとつなぐ使い方は、虫が苦手なら向きません。窓はあまり開けず、屋根付きの置き場・水遊び・BBQ用として考える方が現実的です。
- 一階寝室とどちらを優先すべきですか?
- 必要性で考えれば一階寝室、欲しいのはインナーテラス、になりやすいです。将来の安心を取るか、今の暮らしの楽しさを取るか。我が家ではまだ決めていません。
- 後から追加することはできますか?
- この記事では、新築の間取りの中で場所を取り合う話をしています。後付けの可否は条件次第なので、ここでは「新築時に一階の面積をどちらに使うか」が本題です。
この記事を書いた人
天田(ジモタテ編集部)
群馬でリアルに家づくり中。ジモタテ編集部。間取りや暮らしのリアルを発信しています。