この記事の結論
- 屋根裏収納は「広さ」だけでなく、階段・ハシゴなどのアクセス方法が使いやすさを大きく左右する
- ハシゴは省スペースでも、大きな荷物を運ぶ収納として考えると使いにくい可能性がある
- 屋根裏は断熱材が入っていても夏場に暑くなることがあり、収納以外にも使うなら断熱・換気・空調の確認が必要
- 我が家では「2階から段差なく直接入れる屋根裏」にすることで、階段もハシゴも使わず、荷物を運びやすい収納を計画している
屋根裏収納を検討している方の中には、「できるだけ収納を増やしたい」「子どもの遊び場にも使えたらいい」「趣味スペースとしても活用したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
我が家もまさにそうでした。
収納だけではなく、子どもたちが遊べる秘密基地のような場所にしたり、プロジェクターを置いてホームシアターのように使ったりできたら楽しそうだなと考えていました。
でも、実際に検討してみると、屋根裏そのものよりも「どうやって使うか」「どうやって行くか」で悩むことが増えていきました。
Contents
そもそも屋根裏収納ってどこまで使っていい?
最初に気になったのが、小屋裏収納としての扱いです。
屋根裏だから何に使ってもいいというわけではなく、一定の高さや広さ、用途などの基準を満たすことで、建築基準法上の階や床面積に算入されない「小屋裏物置等」として扱われます。
我が家が建てる地域では、用途は収納に限定されています。
そこで疑問が出てきました。
子どもの遊び場は?
ホームシアターは?
コンセントやテレビ配線を付けても大丈夫?
収納として作るつもりでも、使い方によっては「それってもう部屋では?」という状態になりそうです。
また、固定資産税の扱いについても、建築基準法上の床面積と固定資産税の家屋評価は別の制度です。
そのため、「小屋裏収納なら必ず固定資産税がかからない」と単純には言い切れません。
地域や仕様によって扱いが変わる可能性があるため、設計段階で住宅会社や自治体に確認しておくことが大切だと感じました。

次に悩んだのが「屋根裏への行き方」
屋根裏を作るなら、当然そこへ行く方法も必要です。
最初は普通に固定階段を作ればいいと思っていました。
ただ、階段を作るにはスペースが必要です。
さらに、屋根裏そのものとは別に階段部分の費用もかかります。
屋根裏を作るための費用は納得できます。
でも、そこへ行くためだけの階段にもかなり費用がかかる。
そう考えると、少しもったいなく感じてきました。
では、ハシゴならどうでしょうか。
固定階段よりもスペースを取りにくく、秘密基地のような雰囲気もあります。
子どもたちは喜びそうです。
しかし、収納として使うことを考えるとすぐに問題が出てきました。
大きな荷物をどうやって運ぶ?
両手で荷物を持ちながらハシゴを上り下りするのは現実的ではありません。
さらに、毎回ハシゴを使わないと入れないとなると、最初は使っていても、だんだん面倒になってしまう可能性もあります。
屋根裏収納は広さだけではなく、アクセスのしやすさもかなり重要だと感じました。
そもそも屋根裏は暑くない?
もう一つ気になったのが、夏の暑さです。
我が家では屋根裏の周囲にもしっかり断熱材が入る予定ですが、それでも夏は暑くなりやすいと聞きました。
屋根裏は屋根に近いため、夏の日射の影響を受けやすい場所です。
断熱材が入っていても熱を完全に遮断できるわけではなく、空調されていなければ熱がこもりやすくなります。
さらに、小屋裏収納は天井が低く、空間の容積も小さいため、通常の居室とは環境が異なります。
ホームシアターとして使いたいと考えていましたが、真夏に長時間過ごせるのかは別問題です。
エアコンを付ければ解決できるかもしれませんが、そうすると今度は「収納」としての扱いが気になります。
断熱・気密ラインの内側に入るのか。
換気はどうなるのか。
冷暖房設備を設置できるのか。
屋根裏を収納以外にも活用したい場合は、こうした点も事前に確認しておいた方が良さそうです。
そんなとき、営業さんから一つの提案
固定階段はスペースと費用が気になる。
ハシゴでは荷物が運びにくい。
そんなことを考えていたとき、担当の営業さんから一つ提案がありました。
「2階からそのまま入れる屋根裏スペースにしたらどうですか?」
つまり、屋根裏へ階段やハシゴで上がるのではなく、2階の廊下や部屋からそのまま横方向に入れる形です。
これなら、屋根裏専用の階段を作る必要がありません。
ハシゴも不要です。
大きな荷物もそのまま運び込めます。
さらに我が家の場合、屋根裏として作ることで、通常の居室を作るよりかなり費用を抑えられるとのことでした。
※屋根裏を通常の居室より安く作れるかどうかや、その価格差は、住宅会社・構造・仕様によって異なります。我が家の場合の話です。
階段の費用を抑えられる。
収納へのアクセスもしやすい。
大きな荷物も運びやすい。
そして建築費も抑えられる。
我が家にとっては、かなり理想に近い形でした。

屋根裏収納は「広さ」より「使いやすさ」も大切
屋根裏収納を考え始めたときは、「何畳作るか」「どれだけ収納できるか」ばかり気にしていました。
でも、実際に使うことを考えると、
どうやって屋根裏へ行くのか。
ここもかなり重要です。
広い屋根裏収納を作っても、入るのが面倒だったり、重い荷物を運びにくかったりすれば、だんだん使わなくなってしまうかもしれません。
逆に、2階からそのまま入れる形であれば、季節物や普段使わない荷物も気軽に収納できます。
屋根裏収納を検討するときは、広さだけではなく、
こうした点も一緒に確認しておくと、より使いやすい収納になりそうです。
我が家はまず「使いやすい収納」を優先
我が家では、子どもの遊び場やホームシアターとしても使えたらいいなと考えています。
ただ、まずは「使いやすい収納を作ること」を優先する予定です。
そのうえで、空いているスペースを子どもたちが遊ぶ場所にしたり、たまに映画を観たりできたら十分かもしれません。
屋根裏収納は、単純に収納量を増やすだけではなく、作り方次第で使い勝手がかなり変わります。
我が家の場合は、階段とハシゴで悩んだ結果、「2階からそのまま入れる屋根裏」という第三の選択肢にたどり着きました。
……とはいえ、頭の中ではまだプロジェクターをどこに置くか考えています(笑)
よくある質問
- 屋根裏収納は固定資産税の対象になりますか?
- 小屋裏収納には高さ・広さ・用途などの基準があります。ただし、建築基準法上の床面積と固定資産税の家屋評価は別の制度なので、「小屋裏収納なら必ず固定資産税がかからない」とは言い切れません。自治体や仕様によって扱いが異なる可能性があるため、設計段階で住宅会社や自治体に確認しておくと安心です。
- 屋根裏収納は階段とハシゴ、どちらが使いやすいですか?
- 収納として頻繁に使うなら、荷物を持って移動しやすい固定階段の方が便利です。一方、ハシゴは省スペースですが、大きな荷物や重い荷物を持って上り下りするのは難しくなります。収納する物や使用頻度まで考えて選ぶことが大切です。
- 屋根裏収納は夏に暑くなりますか?
- 屋根に近いため、断熱材が入っていても夏場は暑くなることがあります。断熱方法や換気、空調の有無によっても変わるため、子どもの遊び場や趣味スペースとして長時間過ごす予定なら、住宅会社に断熱・気密・換気計画まで確認しておきましょう。
- 2階から直接入れる屋根裏収納は作れますか?
- 建物の形状や屋根の高さ、構造などの条件が合えば、2階から階段やハシゴを使わずに直接アクセスできる小屋裏収納を計画できる場合があります。我が家ではこの方法を提案してもらい、階段スペースを使わず、大きな荷物も運びやすい屋根裏収納を計画しています。実現できるかどうかは設計条件によるため、住宅会社に相談してみるのがおすすめです。
この記事を書いた人
天田(ジモタテ編集部)
群馬でリアルに家づくり中。ジモタテ編集部。間取りや暮らしのリアルを発信しています。